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[天気の子]帆高はなぜ家出をしているのか?理由を考察!

『君の名は。』以来3年ぶりの新海誠監督の新作『天気の子』観ましたか?
今回も素敵な映像に目を奪われます。
前回の作品は素敵なハッピーエンドでしたが、『天気の子』はより今の時代っぽく、リアルな貧しさや現実感が表れている作品となっています。

なんと、世界140カ国での公開も決定しているのだとか。
凄すぎますね。

 

さて、今回は『天気の子』を観た人が絶対に気になること
「なぜ帆高は家出をしているのか」についてまとめていきたいと思います!
ネタバレの内容も含みますので、まだ映画をご覧になっていない方はご注意ください。

帆高が家出をした理由は?

 

ヒロインである陽菜は映画内でなぜ弟と二人暮らしなのかという理由が判明します。
そのため、映画の後半の施設に預けられたくないという思いから警察から逃げ出すという描写はよく理解できます。

しかし、帆高はなぜか島から東京まで家出をし、3ヶ月もの期間を東京で過ごした理由や陽菜たちと3人で警察から逃げ出す理由が全く語られず気になった方も多いのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

なぜ映画内で語られなかったのかというのは『天気の子』のパンフレット内で新海誠監督が言及しています。

 

帆高は家出をして東京に出てきますが、その家出の理由を劇中では明確に語っていません。トラウマでキャラクターが駆動される物語にするのはやめようと思ったんです。映画の中で過去がフラッシュバックして、こういう理由だからこうなったんだっていう描き方は今作ではしたくないな、と。内省する話ではなく、憧れのまま走り始め、そのままずっと遠い場所まで駆け抜けていくような少年少女を描きたかったんです。

ー天気の子パンフレット引用

 

 

確かに、物語が本当に濃いので、帆高の過去にまで言及していたら混乱してしまいそうになっていました。

 

ですが、警察に追われてまで家に帰りたくない理由なんてよっぽど酷い家なのか・・・?って考えてしまいますよね。

 

小説内や映画内で少し語られている内容をまとめると、

 

 

・あの日、殴られた痛みを打ち消すように自転車のペダルをめちゃくちゃに漕いでいた。

・つい先日まで、誰かに命令されることや押さえつけられることをあれほど憎んでいたのに。

・「息苦しくて・・・地元も親も。東京にちょっと憧れてたし・・・別に特別な理由なんてなかったんですけど。」

・いつかあの光の中に行こう。その時僕は、そう決めたのだ。

 

 

父親が結構厳しい人という印象を受けたのですが、帆高もまだ高校1年生。
反抗期で父親との関係がうまくいってなかったようです。

そこまで酷い家だという記述もなかったため、ごくごく普通の家庭で育った少年が島にいることが息苦しくなって、東京に行ってみたくなったということが本当の理由のようです。

 

 

すごすごと戻ってきた僕を、両親も学校も不器用に-それでも温かく迎え入れてくれた。あれほど窮屈だった父も学校も、戻ってみればそこは当たり前の生活の場所だった。僕自身が不完全であるのと同じように、大人たちもまた等しく不完全なのだ。皆がその不完全さを抱えたまま、ゴツゴツと時にぶつかりながら生きているのだ。僕は、気づけばそれをすんなりと受け入れていた。

 

家出を終え、3ヶ月経って島に戻った時の記述がこのように書かれていました。
また、映画でも卒業式の写真を父親と並んで撮っていることから、3ヶ月の経験により、成長し、親との関係も良好になったことが伺えます。

 

 

帆高が読んでいた本は?

 

また、他の方も話題としていたのですが、家出の際に持っていた本が『The Catcher in the Rye(ライ麦畑でつかまえて)』という家出少年の本を読んで影響を受けたのでは・・・?という予想をされている方も多くいました。

 

 

 

 

世界中で人気のある名作と言われており、映画化もされているほどの人気の作品となっています。

「大人の現実」と「子供の世界」の狭間にいる主人公のホールデン・コールフィールドが家出をし、その時期にしか味わうことができない青春を楽しむ。といった作品となっています。

 

確かに、この本を読むと家出したくなってしまいます・・・。

 

 

まとめ

 

まだまだ、話題が尽きない新海誠監督の「天気の子」の帆高がなぜ家出をしているのかについてまとめました。
見れば見るほど新たな発見がある素敵な作品となっています♪

 

したっけ!

 

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