ノートルダム大聖堂(パリ)の設計者と所有者について!尖塔の歴史も解説!

最近、話題となっているノートルダム大聖堂。
フランスのマクロン大統領は5年以内の再建を目指すと表明しています。

 

しかし、ノートルダム大聖堂の強度の鑑定を行うだけでも1年ほどかかることもあり、その後に再建方法についての話し合いを行うことを考えると、5年間では全く終わらないのではないかと言われています。
さらに、たくさんの水がかかってしまった建物も乾燥まで数ヶ月かかる見込みであり、まだまだ先が長いことがわかっています・・・。

 

早く再建してほしい気もしますが、ちゃんとした設計で、綺麗な大聖堂を作ってほしいので、しっかりと必要な時間はかけてほしいと願っています。

さて、 今回はノートルダム大聖堂の設計者と所有者、また、尖塔の歴史についてまとめていきたいと思います。

ノートルダム大聖堂(パリ)の設計者は?

 

西洋中世の有名な建物の建築家は有名な方もいますが、ほとんどの経歴がわかっていない方が多いです。
ノートルダム大聖堂では1845年の大規模修復工事の際の建築家はわかっていますが、それ以前の建築家の詳細についてはほとんどわかっていないことも多いようです。

 

ローマ崩壊後にキリスト教徒がバシリカと言われる現在とは違う様式の教会が建てられていました。

 

その後、1163年から1250年にかけて、パリ司教モーリス・ド・シュリとその後継者であるオドン・ド・シュリが指揮を取って進められ、主要部分の建設が行われました。
この時に設計した人は4人いると言われていますが、名前などは残っていないようです。

 

1250年には大まかな形は完成していましたが、1250年から1350年の100年をかけて部分的に手直しが行われてきました。

 

1258年から1265年まで工事監督を務めたのは ジャン・ド・シェルで翼廊北側のファザードと薔薇窓が完成しました。

1265年にジャン・ド・シェルの跡をついで監督を引き継いだのが ピエール・ド・モントローという当時のフランスを代表する建築家でした。
翼廊南側のファザードと薔薇窓の完成といくつかの礼拝堂も建設されました。

 

1318年に ジャン・ラヴィが引き継ぎ、聖歌隊席部分のフライング・バットレスの建設や聖歌隊席の仕切りの仕上げに取り組みました。

 

1344年に甥のジャン・ル・ブテイエに引き継がれ、聖歌隊席の彫刻を制作しました。

 

1363年にレモン・デュ・タンプルが引き継ぎ、聖歌隊席の仕切りなどの残りの部分を完成させました。

 

 

17世紀から18世紀にかけて、ノートルダム大聖堂のゴシック様式は時代遅れと考えられており、取り壊して新しい大聖堂を建築しようという動きが強まります。
結局、建て直すまでの予算がなく、行われませんでしたが、部分的な改造を行います。

 

ルイ15世の第一建築家であるロベール・ド・コットの手により聖歌隊席の仕切りの浅浮き彫りなどが破壊されます。

また、ノートルダム大聖堂で有名なステンドグラスも18世紀の中頃にルイ15世によって、ステンドグラスではなく透明なガラスに変更させられていました。

 

1845年の修復工事を担当したのが独学で建築を学んだ、 ヴィオレ・ル・デュクと老練の建築家ラッシュスの2人です。
20年以上をかけ、大規模な修復工事を行い現在のノートルダム大聖堂のデザインとなっています。

透明だったガラスをステンドグラスに変更したのもこの1845年の修復工事によってと言われています。

 

建設に約200年ほどの年月がかけられているノートルダム大聖堂。
本当に様々な人の手によって建てられているのだと驚きました。

 

ノートルダム大聖堂(パリ)の所有者は?

 

ノートルダム大聖堂の所有者はフランスの国の所有物(国有資産)です。

建物の痛みが進んでいたために、大規模な修復が必要とされていましたが、所有者である国とパリ司教の間で、その費用の負担を巡って論争が行われていたようです。

 

 

尖塔の歴史

 

尖塔は落雷を受けることがあり、倒壊の危険があるため1792年に一時撤去されてしまいました。

 

その後、1844年に大聖堂の全体的な補修を行う際に ヴィオレ・ル・デュクが尖塔の修復作業を行いました。
この時のデザインは、元の尖塔よりも約10m高くなり、尖塔基部を囲んで福音史家と十二使徒の彫刻が彫られました。
また、ヴィオレ・ル・デュクは聖トマ像のモデルとなり、自らデザインした尖塔を見上げるポーズを取っています

また、尖塔の先にいる風見鶏の中には聖ドニと聖女ジュヌヴィエーヴの聖遺物や遺産が収められており、信者たちを守るための精神的な避雷針として、設計しました。

 

このデザインが最近までのノートルダム大聖堂の尖塔のデザインとして、愛されてきました。

 

 


今回の件で尖塔のデザインは世界中から公募されることが発表されており、どんなデザインになるのか楽しみです。

 

まとめ

 

今回の再建で一番変化がありそうな尖塔にスポットを当てて調査してみました♪
歴史ある尖塔がどんな形になるのか、どんな人がでデザインするのか楽しみですね!

 

したっけ!

 

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