第161回芥川賞・直木賞の受賞作を決める選考会が本日、2019年7月17日に東京の築地で行われます!
なんと今回の直木賞の候補者は全員女性です!
個人的にはとても嬉しく思います。
また、過激な発言が多く炎上することが多かった社会学者である古市憲寿さんが芥川賞の候補者となったり注目されています♪
さて、今回は 第161回芥川賞・直木賞の受賞者の予想と結果、作品についてまとめていきたいと思います!
もくじ
第161回芥川賞&直木賞の受賞者は?
芥川賞は予想通り今村夏子さんの『むらさきのスカートの女』
直木賞は大島真寿美さんの『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』
に決まりました!
おめでとうございます♪
芥川賞を受賞した今村夏子さんの経歴は?
1980年に広島県出身で現在39歳の今村夏子さん。
大学を卒業後、様々なアルバイトを経験し、20代のころに5年間ホテルの清掃を行なっていました。
そのバイト先から「明日休んでください」と言われたことをきっかけに小説を書くようになりました。
2011年にデビューし、太宰治賞、三島由紀夫賞、野間文芸新人賞などの受賞経験があります。
今回は3度目の芥川賞のノミネートでした。
現在は2歳の娘のお母さんです。
なんと、朝の2時半に起き、毎日5時間はパソコンに向かっているようです。
むらさきのスカートの女のあらすじは?
読みやすく、読んだ人によって様々な解釈をすることができると評判です。
近所に住むむらさきのスカートの女と呼ばれる女性が気になるわたしが彼女と友達になるよう、自分と同じ職場で働くよう誘導していくが・・・。
160ページとサクッと読める作品ですが、読んだ人たちで思わず語りたくなる内容となっています。
今村夏子さんの『むらさきのスカートの女』をサイン本で購入、読了しました。面白いという表現が相応しいか分かりませんが、この何とも言えない世界観が好きなのです。#今村夏子 pic.twitter.com/b5rVrkyHji
— Sonpumax (@ryumats) 2019年7月16日
直木賞を受賞した大島真寿美さんの経歴は?
1962年に名古屋に生まれ、現在56歳の大島真寿美さん。
高校在学時より脚本の執筆をしていたが、1992年より小説家へ転身。
『ビターシュガー』がNHKのドラマ化されたり、本屋大賞第3位といった経歴があります。
今作は直木賞2度目のノミネートとなりました。
渦妹背山婦女庭訓のあらすじは?
人形浄瑠璃作者、近松半二の生涯を描いた作品となっています!
儒学者・穂積以貫の次男として生まれ、将来を期待されていた成章。
浄瑠璃好きの父に連れられ、浄瑠璃を見るようになり、魅力に取り憑かれるように。
近松門左衛門の硯を譲り受け、物書きの道へと進むことに・・・。
長編小説でかなり読み応えのある作品となっています。
直木賞㊗️#渦 受賞!!!!!!
わーーーーー大島真寿美さんおめでとうございます!!!!
文楽の物語がこうして多くの方に受け入れていただけること、とても嬉しいです!
近松は門左衛門だけじゃないんですよ!みなさん!
近松半二の物語、堪能あれ!!!https://t.co/rGbPGsbaRa pic.twitter.com/LbSI50RCBM— 咲寿大夫() (@sakiju) 2019年7月17日
第161回芥川賞の予想
まず、芥川賞には5人が候補者として選ばれています。
それぞれ、書名と著者をまとめると
むらさきのスカートの女/今村夏子
カム・ギャザー・ラウンド・ピープル/高山羽根子
百の夜は跳ねて/古市憲寿
ラッコの家/古川真人
五つ数えれば三日月が/李琴峰
台湾籍である李琴峰(り・ことみ)さんがノミネートされているのにびっくりしました。
日本人が受賞するイメージがあったのですが、そういうわけではないんですね!
母国語ではない言葉で小説を書くなんてすごいですね!
芥川賞に3度目のノミネートとなるのが今村夏子さん、古市憲寿さん、古川真人さんの3人。
2度目のノミネートとなる高山羽根子さん。
初めてのノミネートの李琴峰さんとなっています。
なんどもノミネートされている人が多くてびっくりしました笑
特に注目なのは今村夏子さんのようです!
#むらさきのスカートの女#今村夏子
まだ読んでへんけど分かる。
おもろいやろ。
芥川賞候補作を紫で書いてくれて、表紙もホラー演出してきとる
この時間にうっすら部屋暗くして読み始めたら、寝られへんトイレ行けへん目悪なる、良いことないやん。
でもおもろいんやろなぁ
じゃあええか。 pic.twitter.com/qMeThGo4vl— うってぃ♠️ (@CW_TAISHI) 2019年7月11日
今期の芥川賞、注目は三度目候補の今村夏子さん。『むらさきのスカートの女』の主人公はこれまでにも増して変てこですが、中高が陸上部で足が速い!というのが新機軸。いつもは、足が鈍そうな主人公ばかりなんで。『こちら、あみ子』系が王道だけど、そろそろ累積ポイントも…? pic.twitter.com/ph94oIP0w6
— 阿部公彦 (@jumping5555) 2019年7月14日
ということで、予想は 『むらさきのスカートの女』今村夏子さんではないでしょうか?
第161回直木賞の予想
直木賞には6人がノミネートされています。
作品と著者をまとめると
トリニティ/窪美澄
平場の月/朝倉かすみ
マジカルグランマ/柚木麻子
落花/澤田瞳子
渦 妹背山婦女庭訓魂結び/大島真寿子
美しき愚かものたちのタブロー/原田マハ
6人全員が女性というのが嬉しいですね♪
直木賞に5度目のノミネートとなるのが柚木麻子さん。
4度目のノミネートとなる原田マハさん。
3度目となる澤田瞳子さん。
2度目となる窪美澄さん、大島真寿美さん。
そして、今回初のノミネートとなるのが朝倉かすみさんです。
なんと朝倉かすみさんは北海道小樽市出身!
同じ北海道というだけで親近感が湧きます笑
下馬評では、朝倉かすみさんが圧倒的のよう。山本周五郎賞とダブルはあるのか…
藤堂志津子さん、桜木紫乃さんに続くか。同郷として、興味津々ではあります。#直木賞 #metta161— Ted (@Ted_Tashilogy) 2019年7月16日
明日は芥川賞、直木賞の発表日。
直木賞は今期一番面白かった原田マハさんの「美しき愚かものたちのタブロー」で。
下馬評では朝倉かすみさんの「平場の月」が強い…凄まじい作品なんやけど、直木ではないんよなあ…技量は間違いなく今季最高。芥川は今村夏子さんの「むらさきのスカートの女」を。 pic.twitter.com/jOoApKM9Gx
— sad day (@sorinsorin3) 2019年7月16日
朝倉かすみさんが受賞すると予想される方が多かったです。
ということで 直木賞の予想は『平場の月』朝倉かすみさんではないでしょうか?
まとめ
いよいよ明日、発表となる芥川賞・直木賞。
どんな作品が選ばれるのか楽しみですね♪
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